不動産投資を始めるにあたって最初に悩むポイントは、新築のマンションと中古マンションどちらを選んだほうがいいのかです。それぞれにメリット・デメリットがあります。新築と中古それぞれのメリット・デメリットを見ながら、どちらに投資すればよいのかを考えていきましょう。
新築マンションのメリット
担保価値が高いので、ローンが組みやすい
新築マンションの場合担保価値が高いので、物件を担保にローンを組もうとした場合、銀行の審査が通りやすいというメリットがあります
新築ブランド力で入居者が付きやすい
「新築」というタグが付いているだけで、入居者募集の手間が省けるくらいの集客力があります。
MAXの節税効果を享受できる
新築マンションの場合、建物は法定耐用年数の47年、建物設備は15年、減価償却費を計上することができます。
瑕疵担保責任の10年保証が付いている
住宅の品質確保の促進等に関する法律によって、新築マンションには10年の瑕疵担保責任が追及することができます。建物の構造耐力上主要な部分に該当する瑕疵が発見された場合10年以内であれば、無償で修繕等をしてもらうことが可能です。
修繕やリフォームにかかる費用が少なくて済む
新築マンションの場合、修繕やリフォームといった費用が大きくかからない点もメリットにあげられます。
新築マンションのデメリット
物件取得費用が高い
新築マンションを購入する場合、物件を取得するための費用が大きくなることがデメリットとしてあげられます。
利回りが低い
新築マンションの場合、物件の取得費用が高いため利回りは低くなります。
中古マンションのメリット
物件取得費用が安い
これは中古マンション最大のメリットとして、皆さまご存知の通りでしょう。
利回りが高い
物件取得費用が安いことの結果とも言えますが、利回りは高くなります。
投資計画が立てやすい
中古マンションの場合、現在の家賃がはっきりしているため、収支計画が立てやすくなっています。
すぐ収益をあげることができる
オーナーチェンジ物件などを利用することで、購入して即、家賃収入を得ることも可能です。
中古マンションのデメリット
修繕費用など突発の費用が発生しやすい
給湯器やエアコンなどが壊れた場合など、突発で大きな費用が発生するリスクが高いです。ですから日ごろから修繕費用のために積立などを行うようにしましょう。
担保価値が低いので、ローンが通りにくい
中古マンションは担保価値が低いため、銀行のローンが通りにくくなることもあります
中古マンション vs 新築マンション 投資のトレンド
近年中古マンション投資の人気化から、優良な中古マンションは品薄になっています。そこでハイリスク・ハイリターンである中古マンションよりも堅実に利益をあげられる新築のマンションへと投資家の目線が移ってきています。
資金に余裕がある場合、比較的落とし穴の多い中古マンションに投資するよりも、新築マンションの投資したほうが安全であるというのが昨今の風向きです。