地元密着の管理会社と大手管理会社どちらもメリット・デメリットがあります。
今回は、不動産投資初心者の管理会社選びの極意をお伝えします。
管理会社を選択する場合のポイントとは
管理会社を選定するときは何を重視されるでしょうか?
「全国展開している大手だから、安心」
「自分の住んでいる地元で相談しやすいから地元の管理会社を選ぶ」
選ぶ基準は色々あると思います。
最初は、物件の立地条件や現状から判断されるのがベストでしょう。
「空室が多い」「入居者数が少ない」という物件を客付けしたい場合、大手管理会社では物件ごとのきめ細かいサービスまでは手が回りません。
その点、地元管理会社なら「あの物件の近隣には同じ条件で安い物件が多い、入居者を集めるなら多少安くした方がよい」など具体的な提案もいただける事が多いです。
反面、首都圏内であれば多くの物件を管理し客付けの広告など対応できる大手管理会社が優位と考えられます。
管理会社は大切な資産を任せる相手ですので、その強み・弱みを理解した上で選ぶ必要があります。
大手管理会社のメリット・デメリット
大手管理会社の1番のメリットはやはり知名度でしょう。
入居者を募集する場合も、大きなアピールポイントになります。
また、所有する不動産がオーナーの住んでいる場所から遠く離れた他県の場合など
全国展開している大手管理会社が便利といえるでしょう。
契約変更や確認があれば、お住まいの地域にある大手管理会社へ行けば手続きはスムーズに終わります。
また、入金管理・督促や入退居管理も全部お任せできます。
オーナーは毎月1、2回届くレポートを確認するだけでなのでまったく手間いらずです。
一方、大手管理会社のデメリットはどんなところでしょうか?
大きなデメリットはやはり管理費用が高額な点でしょう。
大きな修繕について複数業者からの合い見積もりをとるようなことは一切出来ません。
地元の管理会社より概ね2割程度は高くなると言われており、修繕などもすべてその大手管理会社系列の設備管理会社しか利用できません。
また全国展開している大手は人事異動が有り、相談していた担当者が数年おきに変わります。このような点がデメリットといえるでしょう。
地元密着の管理会社のメリット・デメリット
地元密着の管理会社が頼りになるメリットとしては、やはり地元での長い営業経験からの具体的な提案や対応でしょう。
また、地元不動産の情報もいち早くキャッチしてくれます。
一例としては「この国道沿いに大きなショッピングセンターができるようです。近隣の土地の価格が上がることが見込まれ、開発がはじまります」など。地元ならではの不動産情報が1番速く入るのがこのような地元密着の管理会社です。
また、このような地元密着型の管理会社は、「対応が悪い」という評判が起こると死活問題になります。トラブルや入居者からのクレームに対してもきめ細かいサービスを行って貰えますので安心してお任せしやすい傾向にあります。
また地元の企業の社員が住む住居管理を請け負っている会社も多いです。
地元密着の管理会社としてよい評判を得ている会社ほど、地元企業や大学などとの取引があります。
デメリットとしては、大手管理会社のように全てお任せに出来ない部分でしょう。
地元密着の管理会社は、きめ細かいサービスを行う反面、設備やお金が絡むことなどではオーナーの判断を仰ぐこともあります。
多忙な方だと少し大変な部分が出てくるでしょう。
まとめ
不動産投資をする上で管理会社選びは重要です。
大手管理会社・地元密着の管理会社を含む数社からもっとも自分の物件に適した会社を選択することが大切です。
不動産投資初心者にとっては、多くの情報から選択することになりますが管理会社選びもオーナーサイドに立った相談相手がいると心強いですよね。
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