今回は、そもそもワンルームマンション投資がなぜ人気があるのか?そして、ワンルームマンション規制があることでどのような影響があるのか?を解説していきます。
部屋が空いていては、どんな物件を買っても意味がない
大前提として、あなたがどんな物件を買おうとその物件に人が入らなければ何の意味もありません。不動産投資の基本は家賃収入なので、空室になってしまえば収入はゼロです。
それどころか、空室でも固定資産税やローン支払いはありますので、手持ち資金がどんどん減っていってしまいます。不動産投資において「物件選び」は最重要事項とも言えますが、そこでやることが終わるわけではありません。物件購入後もきちんとした空室対策が必要です。
「相場より高い家賃でも決まる」と言わせる設備とは
空室対策に効くのは単純な話で、入居希望者に「人気物件」と思ってもらうことです。そんな人気物件は相場よりも高い家賃で賃付けでき、そうなるための一例として「賃貸設備」があります。以下より、そんな人気設備を紹介していきます。
王道の「インターネット無料」。しかし注意点もあり
ワンルームマンションを売るときは、主に不動産投資家がターゲットになるので、「入居用」に購入する層を取り込みにくいです。そのため、広めのマンションよりはターゲットが少なく売りにくいのですが、それも収益性の高いエリアを選ぶことでカバーできます。
そして、前項の通りワンルームマンションは賃貸需要が高いので、収益性が高い物件になりやすいのです。
ランク急上昇、期待のルーキー「宅配ボックス」
次に、昨今では宅配ボックスの人気が凄まじいです。特に日中家にいない単身者に人気なので、宅配ボックスの整備された物件の不動産投資は単身者をメインターゲットにします。宅配ボックスの人気が上昇した大きな理由は、アマゾンをはじめとするネットショッピングの普及でしょう。
それによって、物流業者は大変な負担になっており、再配達の手間とコストが社会問題にまで発展しました。その問題を解決できる問題が宅配ボックスなのです。また、宅配ボックスがないということは、確実に家にいる時間に届けるように設定する必要があります。
そうなると、会社員であれば欲しいものがあっても土日まで待つ必要があり、「すぐに手に入る」というネットショッピングの魅力が半減するのです。
ウォークインクローゼット
「ウォークインクローゼット」も、不動の人気を誇る設備といえます。特に単身者向けの物件の場合、収納が小さいケースが多いので、ウォークインクローゼットがあると競合物件と差別化ができます。もちろん、ウォークインクローゼットがあると、その分部屋の面積が小さくなるので、そことのバランスは重要です。
そのため、たとえば6.5帖ある部屋で、0.5帖を収納に回すことでウォークインクローゼットができるなら、畳数は6帖台をキープしながらウォークインクローゼットがつくれます。このように、ウォークインクローゼットはほかの部屋との帖数を見ながら、その効果を見極めると良いでしょう。
賃貸設備は色々と種類がありますが、特に投資用物件に住む単身者には上記の賃貸設備の評価が高いです。賃貸設備は人気物件になる要素の1つなので、物件選びの判断材料の1つにしておきましょう。